NEVER THANK YOU ENOUGH  "DEV LARGE"

いつも誰も観えてない事ばかりで観てましたね!


先日、D.L a.k.a. BOBO JAMES師にお別れの挨拶をしに

恐縮ですが私も参列させて頂きました。

 

今、スタジオのパソコンの画面の前ですが、

 

『タモツくん!この音、間違いないね!』

『ドラムぶっとくなったね〜!』『これヤバいね!』

『そこもう一回聴かして!』

 

いつものあの声が今にも聴こえてきそうです。

 

毎週のようにWax Alchemyに来て、

到底一日じゃ作業しきれない、20曲以上の確信犯的な量の楽曲を持って来て、

『これ今日全部斬れるかなぁ〜?』って笑いながら

作業してたのが昨夜の様に思えます。

 

オリジナルダブプレートを創るのが何よりの楽しみっだたようで、

前日はカッティングする楽曲の選曲で、自宅で指を真っ黒にしながら、ほぼ寝ずの晩を過ごし、

目薬さしながら朝早くから終電ギリギリまで、二人でレコード斬って盛り上がりましたね!

 

たまに疲れきって、スタジオの床で寝ちゃった事もありましたね!

そしていつも真夜中に掛かってくる『タモツくん、次いつ斬れる?』っていう電話。

 

 

あの日、斬り残したレコードを渡しに、東京駅で待ち合わせましたね!

 

『ありがとう、これでバッチリだよ!また来週行くから、よろしくね!』

『気をつけて行ってらっしゃい!また来週待ってますね!』

 

これが、恩師との最後の言葉でした。もう、しばらく会えないのは凄く寂しいです。

この気持ちをどこに果てれば良いのか分からないので、このままズラズラ描きます。

 

 

師との出会いは、4年位前でした。。。

当時自分自身もVINYLのイベントを幾つか主催していて、

僕が以前所属していた会社が経営していたイベントスペースで、

師のイベントを数回担当させて頂きました。

その当時は、恐れ多くて全く喋る事が出来ませんでした。。。

 

D.L師 直系とでもいいますか、、、

DJ Ke-Ta The Disco 9氏とは幾つか一緒にイベントをさせて頂いていて、

 

『どっか、国内で良い音で1枚からレコード斬れる所しらない???

 今さんが斬りたがってるんだよ!』

 

そんな相談をケータさんから受けたのが全ての始まりでした。

 

少しでも師の役に立ちたい、その一心で、

その夜、僕は血眼で国内外のカッティング業者について調べまくりました。

しらべ過ぎた結果、カッティングマシンの購入ルートを見つけて、

気がつけば、ドイツに飛んでカッティングマシンを購入していました。

 

『今さん、そのレコード俺が斬る!』

 

今思うと、師の発言一発で人生を変えられた人間の一人です。

そして、そのマシン購入の旨をケータさんに伝え、

 

『マシンが届いたら、まず俺を呼んでくれ!』

 

こうしてケータさんがWax AlchemyのFirst Customerとなり、

師から依頼された7inchもカッティングして渡して頂きました。

すぐに電話が掛かって来て、

 

『今さん、めちゃくちゃ喜んでたよ!』

 

話を聞くと、当初、師は私がカッティングマシンを購入して、

アセテートではなく、VINYLダブプレートを斬れると言うのを、

全く信用していなかったらしいですが、盤を確認して頂いたら、

ようやく理解して頂けた様でした。

 

 

 

ちょうど、去年の今頃だったでしょうか。。。

 

以前住んでた世田谷のボロアパートの一室で

初めて一緒にカッティングした日、

今までに見た事ないくらい喜んでましたね。

 

 

『今凄い事してるんだよ!今レコード創ってるんだよ!

いやいや、アセテートじゃないんだよ!ヴァイナルなんだよ!

これヤバいって!もう何でも出来ちゃうよ!間違いない!』

 

 

って、カッティングそっちのけで、

物凄い数の友人達に狭い僕の家で飛び跳ねるように電話してたのを思い出します。

後から〝あんな今さん見た事ない〟ってケータさんから聞きました。

 

こうして、師とはかなりの頻度で四季を過ごしました。。。

 

その後、DJ YASさんやMIGHTY CROWNのCOJIEさん、

P-VINEさんやDISK UNIONさんなどなどとオールジャンルで繋げてくれたのも今さんでした。

こんなに何でも繋いでしますDJは他に居ますでしょうか?

 

 

〝FREEDOM JAZZ FUNK〟の制作の話があったときに、

 

『Wax Alchemyじゃないとやれない!』って言ってたらしくて、、、

全く無名のエンジニアの僕を使命してくれた、今さん。。。

 

やっぱり最高にDOPEでILLってますよ!!!

 


こうして、最高に狂ったMIX CDを制作する事になりました。

〝師の頭の中の響きをこのMIXで再現して届けたい!〟

これが私の使命だと勝手に決めていました。

 

 

これ、そうとうやばいミックスしてるよね。もうほとんどヒップホップなんですよ。

楽曲は全部ジャズだけど。あと、これ、全部■■■■にしてるんですよ。

いままでありがちだった作り方のミックスCDではないんですよ。

だいたいいままで『ゲットー・ファンク』みたいなミックスCD って3日かかったのはほとんどないんですよ。

これは全部合わすと5日くらいいってるかな。(←DLさん、僕の作業とかあわせたらもっといってますYO!)

毎回こんなすごいのできればいいんですけどね。

でも悲しいのは、誰も知らないんですよ。こんなすごいことをやってるって。

もしかしたら音がちょっと怪しいなって思ってても、

まさかここまで絵を描いてこうなんだなって思う人はいないんで。

前のDJがいて後ろの前のレコードをひねりつぶすくらいズドンとくるつくりにしてくださいと言うんですよ。

だからその、どの状態でもどこに行っても、誰の順番の後でも先でも、

あ、絶対この曲かかっちゃうと前の人がかわいそうだなとか

後の人かっこつかないだろうなっていう作りにしてくれってよく言います。

だから全曲そういう感じになってるんです、本当に。

細かく叩くとすごい埃が出てくる危ないミックスCDです。

師のインタビューより抜選

 

 

 実際の所、僕は師とは過ごした時間の割には多く会話をしていない気がします。

ほぼ作業中は音の事ばかりで、上のインタビューみたいな事は、いつも後から僕の耳に入ります。

 

上のインタビューでも分かるように、製作中は物凄く過酷なスケジュールでした。

一歩間違えれば、発売延期しそうなくらいタイトでした(笑)

そんな中でも一切手を抜かずに響きに真っ正面から向き合う師の姿は、芸術家の鏡でした。

音を通して、感謝しきれないほど多くの事を学ばせて頂きました。


最後のエンジニアになっちゃいましたが、、、

一緒に作品を残せた事が最高に嬉しいです!一生涯の宝です!

僕の事、Wax Alchemyの事〝ディグ〟ってくれて、本当にありがとうございます。

 

俺のディグったものすべてがファンキーになる!

 

D.Lさん、僕もその中の一つだと勝手に受け止めてます!

今さんの名に恥じない最高にファンキーなカッティングエンジニアになります!

 

あっちに行ったら、今の僕なんかより遥かに凄いレジェンドのカッティングエンジニアが

いっぱい居るから安心です!きっと今さんの好きなレコードのエンジニアにも会えると想います!

 

だけど次会う時は、僕が最響のカッティングエンジニアになってますからね!

 

 

 

『今さん、そのレコード俺が斬る!』

 

@DLakaBOBOJAMES:

日曜日蜂用のドーナツ盤が上がった。M.C ULTRA pt.2(D.L RE-EDIT)

カットの鬼タモツとハッピーなカスタマー 


DLさんのインスタより、

初めて『一緒に写真撮ろうよ!』って声かけて頂いた、最初で最後の一舞。

FREEDOM JAZZ FUNK 最新章〝Mellow Storm〟制作時にWax Alchemyにて!

尋常じゃない量のダブを両手に抱えての一舞!

 クールに決まってますが、頬っぺた吊上がってんの、僕は知ってますよ!


スローモーションで花が散ります。沢山の想い出と共に。。。血が泣いてます。。。

しばらくのお別れですね!うちに来るお客さんは、いつもあなたの話を聴きたがります。

これからも面白おかしくあなたの意思を伝えて行こうと想います!

次会うのが楽しみですね!じゃあね、今さん!

まだ斬ってない曲いっぱい残ってますが(笑)

 

またね!

 

NEVER THANK YOU ENOUGH "DEV LARGE"

 

-あなたのカッティングエンジニアより愛を込めて!

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    よし (日曜日, 10 5月 2015 20:19)

    まじでめっちゃいい話ですね。
    制作時のDLの話なんか僕みたいな末端リスナーにはめちゃ貴重です。
    ステージや音源のクールな印象とは違ったDLの話が聞けて面白かったです。
    ありがとう。

  • #2

    音盤錬金術師 (月曜日, 11 5月 2015 01:28)

    よしさん、ありがとうございます!私の短く深い師との想い出です。
    ステージや音源とは正反対に明るく面白く気さくな方でした。
    レコードの話になると一切の曇りの無い少年のような眼差しでした!
    きっと永遠に語り継がれる人だと思います!