デジタルオーディオについて[MP3編]

デジタルオーディオについて!第二弾! 第一弾はこちらから!

今回は最も有名で使用頻度の多い〝MP3〟についてです。

実際にオーディオファイルのサンプルを聴きながら進めて行こうと思います!

 

利便性を考慮してストリーミング再生で解説を考えましたが、

ネットの回線速度等での差が生じてしまうため、

データを実際にダウンロードして聴いていただこうと思います。

 

 

下記に約1分程度のLatin Break Beatsトラックのサンプルを用意致しましたので、

まず、〝WAV〟ver.と〝mp3〟ver.をダウンロードして聴き比べてみて下さい。


ダウンロード
W.A. Sample Breaks [wav].wav
Wave オーディオファイル 9.2 MB
ダウンロード
W.A. Sample Breaks [mp3].mp3
MP3 オーディオファイル 833.7 KB

いかがでしょうか???



上記にデータ量の表記がありますように、非圧縮音源WAVは9.2MB

それにたいして圧縮音源MP3は833.7KBです。


MP3はWAVデータに対して約1/11の情報量しかありません。

しかし、1/11に音質が劣化しているかといえば、そうではなさそうです。



さて、ここからがポイントです!

下記に楽曲の〝サイド〟だけの音源をご用意致しました。

音源のフルレンジステレオイメージからモノラル(楽曲のセンターに定位)成分を抜き取った音源です。

真ん中の音が無くなって、左右のサイドからだけの音源です。聴き比べてみて下さい。



ダウンロード
W.A. Sample Breaks [wav] SIDE.wav
Wave オーディオファイル 9.2 MB
ダウンロード
W.A. Sample Breaks [mp3].mp3
MP3 オーディオファイル 833.7 KB


お解り頂けたでしょうか???これが、圧縮音源の真相です。

WAVファイルにたいして、MP3音源の密度はスカスカです。


現代音楽の楽曲のセンター定位には、音源の軸となる多くのパーツが多く含まれます。

Bass, Kick, Snare, Vocalなどがほぼ真ん中に定位されています。


それに対して、 Guitar, Percussion, Key, Reverb等のエフェクト成分など、

楽曲の世界感や奥行きを演出する楽器の多くがこのサイドに定位されています。


お解りの通り、このサイド成分がMP3ではかなり圧縮されてしまっています。

それゆえに、圧縮音源は、広がりがない、奥行きがない、感情がないなどと言われます。



なかなかこの差を言葉で表すのは難しいですが、人間の耳はかなり敏感で、

音の発生する方向を発生源から、右耳と左耳に到達する時間のごくわずかな時間差を聞き取り、

瞬時にどの方向かを判断しています。

センター定位が大きく鳴っている通常のMIXではサイド音像はセンターの印象にマスキングされて、

さほど大きな差を感じ取りませんが、深層心理で我々はこの差を無意識に一瞬で感じ取ってしまいます。

ゆえにこの差を理論的に説明するのは難しいのだと思います。


圧縮音源はデータ量が少なく取り回しが楽ですが、

普段からこのクオリティに耳が慣れてしまうのは、

音楽人としてとてももったいないと思います。


そして、こんなスカスカな音源でダブプレートをカッティングするなんて、、、



さて、次回は高品質圧縮音源、デジタルオーディオのサンプルレートあたりについて描こうと思います!

それではまた!


Who Said Vinyl is DEAD!?  by Wax Alchemy


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コメント: 2
  • #1

    イサオ (金曜日, 11 9月 2015 12:01)

    なるほど!こういう風に比較してみると分かり易いですね。
    具体的にどう違うのか、よく分かりました。

    ジャンクフードを食べ続けると、人間の味覚(舌)は衰えていくそうなんですが、きっと聴覚も同じなんでしょうね。良い音に触れ続けたい、と思います。

  • #2

    こーじ (日曜日, 18 10月 2015 15:10)

    すみません、MP3の主音の有/無が同じに聞こえます。WAVははっきりと違いが判りますが…